タイパーインタビュー10:reiraさん
本記事はタイパーアドカレ2020、23日目の記事です。
(前日の記事はHealer.Oさんの「学校や授業でのタイピング」です)
第10回のインタビューは、2020年毎日パソコン入力コンクール(毎パソ)全国大会、和文B部門で見事優勝されたreiraさん(@mr48850393)にお話をうかがいました。
◆ ◆ ◆
――まずは内閣総理大臣賞おめでとうございます。改めて優勝した感想を聞かせてください。
今年は新型コロナが流行していることもあって大会は中止かなと思っていたんですけど、大会が開催されることになって、本当に嬉しかったです!オンラインで大会が開かれることになって、いつもとは違う形式の大会だったんですけど、毎日の練習が実を結んで優勝できたので本当によかったです!
――オンラインでの大会参加は、これまでとは違う難しさがありましたか?
家でやるということで、通信環境で不具合が起きたりしないかなどの違う心配をしたり、一個の課題をひたすら練習するというので飽きてしまったり、スランプに入ってしまったり色々大変でした!
――今回は具体的に、どのような練習をして臨みましたか?練習時間なども教えて下さい。
毎日1~3時間練習しました!BackSpaceが時間ロスにつながると思ったので、ゆっくり自分のペースで打って打ち間違いを減らすという練習をしていました!
――スランプはどのように対処されましたか?
課題が発表されて2週間まではすごくいいペースで打数を伸ばせたのですが、徐々に打数が伸びなくなってしまって、しまいには打数が下がってしまう状態が5日ほど続きました。
打数が伸びないからか気持ちも下がってしまい、やる気もなくなっていったので考え方を変えて、打数を伸ばすのではなく自分の目標打数(1300文字)を設定して目標打数を安定して打てるようにするというやり方で練習していきました!
――伸び悩んだ時期には、お母様からの励ましもあったそうですね。
母からは、伸びないのは蓄積されているからであって、もう少し頑張ればきっと結果が出るよと励まされてました!!
――本番の手応えはどうでしたか?
本番は緊張して指が早く動いたからか、練習よりも多く打てました!でも、練習通りにできずBackSpaceを結構使ってしまいました。
――Twitterでは、あまり優勝できる自信はなかったともおっしゃられていました。
はい。実は本番後見る用にビデオを撮っていたんですが、そこで不正解があったのを見つけていて、点数は大体わかってました!
でも、今回の課題をやってみていつもよりも不正解が出やすい問題だなと思っていたので、ライバルたちも不正解がないわけではないと考えて少しだけ優勝できていることを信じてました(笑)
――今回で優勝は3度目だそうですが、毎パソにはどれくらい参加されていますか?
小学校4年生くらいから大会には参加していました!小学校6年生から全国大会に出られるようになりました!!
――毎パソに出続けるモチベーションとなっているものは何でしょうか?また、毎パソのどういうところに魅力を感じますか?
中学生の時に優勝した事を思い出してモチベーションを上げています!
毎パソを通して毎日パソコンをするという習慣がつくということが魅力です!
――大会期間以外の、タイピングの練習内容を教えて下さい。
isseiさんが作ってくれたタイピング道場のメンバーたちと切磋琢磨しながら練習しています!毎パソがあったので最近はしていないんですけど、以前は、週3回、1時間のペースでやっていました!
タイピングソフトはWeather typingを使っています!
――issei道場の皆さんからは具体的にどういった影響を受けましたか?
もちろんタイピングの技術向上をさせてくれたことにも感謝ですし、大会前日にメッセージをくれたり、タイピング以外でも支えてくれたことがほんとに嬉しかったです!
――以前、issei道場の皆さんと一緒にWarriors of Typingにも出場されていたこともありましたね。Weather Typingの大会に出てみていかがでしたか?
リアルタイムで抜かし抜かされが繰り返されるのがすごくドキドキします!
毎パソよりも緊張すると思いました!!
――そうなんですね(笑)現在のご自身のタイピングの課題は何ですか?
まだまだスピードが速いか!と言われたらそうではないので、スピードを上げていきたいです(今のスピードはだいたい平均650kpmくらいだと思います)。
正確性もWeather Typingと毎パソを活用して上げていきたいです!
――目標としている方や、ライバル視している方はいますか?
isseiさんは、練習量もすごいですし、実力も高いので尊敬しています!
毎パソで和文中学生に出ている人たちは、自分が中学生の時に比べてレベルが高いと思うのですごいと思います。
――今後のタイピングにおける目標は何ですか?
毎パソはあと2年しか出ることができないので、自分の精一杯の力を2年間で出し切れたらいいなと思います!
毎パソが終わったらWeather Typingを使って練習していくことが多くなると思うので、Weather Typingのアプリに慣れるためにも毎パソと併用しながら練習していきたいなと思います!
――以前REALFORCEのアカウントから、RTCにも勧誘されていましたが(笑)
これからの自分次第ですが、出てみたいとは思います!
――最後に、改めてタイピングにかける意気込みを聞かせてください。
これからも、タイピングを楽しんでしていきたいですし、タイピングの面白さをみんなに広めていきたいと思います!そして、タイピングを通して自分のメンタルを強くしたり、考え方を変えたり、内面も強くしていきたいと思います!
◆ ◆ ◆
reiraさん、ありがとうございました!
今回でタイパー・インタビュー企画は一区切りとなります。
とはいえ、現役でタイピングをされている方はまだまだ多くいますし、また今回はできるだけ幅広い出身コミュニティごとにお話を聞かせてもらったつもりですが、お話を聞くことができなかった方々も(WTロビー勢など)多くいらっしゃいます。また今回はタイミングが合わずインタビューができなかった方もいますので、せっかくこうしてブログを立ち上げたことですし、今後も気が向いたら色々な方にお話を伺っていこうと思います。
単なる思いつきから始めたインタビュー企画ですが、多くの方が快く引き受けてくださり、結果として想像以上に色々な話が聞けて楽しかったです。急なお願いにも関わらずインタビューにお答えいただいた方々、本当にありがとうございました。
最後に、インタビューにお答えいただいた方が開催しているイベントの日時を改めてお伝えしておきます。
■12月
12/27 しろさん「第67回ニコ生タイピング王者決定戦」(ニコ生タイピング)
変換ありの歌詞打ちタイピング。全曲参加者には3万円が当たるチャンスもあるそうです。12/31 pogiさん「年末合計108万打チャレンジ」
みんなで打鍵数をツイートするイベント。対戦会や大会なども予定しています。■1月以降
1/9 らふりるさん「第22回みんなでタイピング大会」(歌謡タイピング)
1/10 mayoさん「TypeRacer英語対戦会」(TypeRacer)
2/7 たのんさん「Warriors of typing」(Weather Typing)
このインタビューをきっかけに、一人でも多くの方が、タイピング大会に参加してみようと思ったり、タイピングのモチベーション向上に繋げていただければ幸いです。
今年は柄にもなくタイパーアドカレをだいぶ占有してしまいましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました!
タイパーアドカレ2020、翌日の記事は白狐さんの「An introduction to theses of touch typing」です。